ニューヨークジャズ通信/ジャズの本場ニューヨークからホットな情報をお届けします。

山本恵理がお届けするN.Y. Jazz通信(2010/01/27)

山本恵理(ピアニスト)
ニューヨーク在住15年。
アメリカ国内に加えヨーロッパ、カナダ、 アフリカ、日本にてツアー等数多く行い、アメリカ国内外でも高い評価を受ける。
2010年、トリオ6枚目アルバム "In Each Day, Something Good"をリリース。
山本恵理公式サイト:http://eriyamamoto.com

<2010年です!>

今年もどうぞよろしくお願いいたします!
昨年はヨーロッパツアーが続き、本当に忙しい一年でした。更新が遅くなり、スミマセン。今年は私にとってNYに渡って15年目の節目の年。NYを中心にいろいろな情報をお送りしますね!

ところでこの冬は、気分転換をかねて、小さい頃やっていたアイススケートをまた始めました。マンハッタンのミッドタウン、42丁目6アヴェニューにあるブライアントパークの特設スケートリンクには、入場無料ということもあって気軽にしょっちゅう行っています。BGMにはフランクシナトラを始め、いつもジャズが流れています!高層ビルに囲まれながら滑るのも、なかなか気持ちがいいですよ。例年、11月から1月末迄オープンです。

Ice Skating in Bryant Park, Manhattan

<ニューアルバム"In Each Day, Something Good">

ニューアルバム“In Each Day, Something Good”

この1月12日、トリオ6枚目のニューアルバム"In Each Day, Something Good"が発売されました!アルバム中5曲は、小津安次郎監督の1932年の無声映画"生れてはみたけれど"にインスピレーションを得て作曲した組曲です。今回映画を題材に組曲を書いたきっかけは、数年前イタリアの友人が言った、"君の音楽には、風景がある。映画のサウンドトラックを書いてみたら?”という言葉でした。せっかくだから日本の昔の無声映画はどうかな、と思い探していくうちに、小津監督のこの作品にたどり着きました。"生れてはみたけれど"を選んだ理由は、そこに描かれている人々がごくごく普通の人々で、その姿が、不況の世の中でもなんとか元気に楽しく生きていこうという、今の私たちの時代にとても重なるなあ、と感じたからです。これまでにドイツ、イタリアのフェスティバルに招待され、映像とともに演奏し絶賛を受けました。各コンサート会場では日本の文化に関する質問攻めにもあい、人々の日本文化に対する関心の深さに驚かされました。私たちがやっている音楽は、決して日本の伝統音楽に由来するものではありません。が、日本で育った自分自身というものを、日本の外であらためて見つめ、考えるよいきっかけになりました。

 

ドイツ、ミュンヘンのJazz Festival にて。11/2009
ドイツ、ミュンヘンのJazz Festival にて。11/2009


まだまだ寒い日は続きますが、みなさん、あったかくしてお過ごしください。 では、次回をお楽しみに!
山本恵理



ではまた次回をお楽しみに!
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